連載エッセイ

五感 米粉のロールケーキを食べてみた感想

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美味しいものを食べて満足したり、幸せな気持ちになったりすることは誰でもあるだろう。

「美味しいもの」といってもいろいろあるが、ここでは私が最近食べた「デパ地下スイーツ」について話をしたいと思う。

先日、大阪駅からほど近くにある阪急百貨店の「五感(GOKAN)」というショップで、「お米の純生ルーロ」という名前のロールケーキを買った。

ちなみに、なぜこのロールケーキを食べたのかと言うと、実は私は「体質的に小麦が苦手だから」だ。

そして、ある時「米粉 ロールケーキ」で検索をしてみたら、この米粉のロールケーキを見つけて、その時から気になっていたので、食べてみようとわざわざショップまで買いに行ったのだ。

しかし、買いに行ったは良いものの、世間一般の休日あたる日に百貨店まで出向いたため、家族連れなどでデパ地下のスイーツ売り場はとても混雑していた。

フロアにはたくさんの和洋菓子店が並び、店頭で商品を見ている人、通路を行き来する人でいっぱいで、下手に歩いていると人にぶつかりそうだった。

しかし、買うものはすでに決まっているので、長居をする必要はない。

人波の合間を縫って、ただただ「五感」のショップを目指して歩く。

ショップにたどり着くと、すでに数人の人が並んで列を作っていたので、その最後尾に並んだ。

数分ほど待っている間、前に並んでいる何人かの人が純生ルーロを購入していることに気付き、「けっこう人気があるんだな」と期待感を膨らませながら、私は自分の順番を待っていた。

その後、無事にロールケーキを購入。

他の用事を済ませた後、ロールケーキの入った紙袋を片手に上機嫌で帰宅。

一旦ロールケーキを箱ごと冷蔵庫へ入れ、1時間ほど経ってから、食べようと箱を取り出した。

五感「お米の純生ルーロ」の外箱

箱を開けると、デパ地下スイーツの高級感を感じさせるきれいなロールケーキが登場した。

五感のロールケーキ「お米の純生ルーロ」

「お米の純生ルーロ」は、小麦を使わずに米粉100%の生地でつくられている。

しかし、見た目は米粉でつくっていることを感じさせない、普通のロールケーキに見えた。

はやる気持ちを抑えて、早速切り分けようと包丁を取り出す。

箱の中には「包丁を温めてから切るときれいに切れます」といった丁寧な説明書きが付いていたが、私は「きっと包丁を使えば普通にきれいに切れるだろう」と思い、そのままさっさと包丁で切り分け始めた。

すると、米粉のケーキだからか、包丁を入れるとちょっともっちりとした感じで、さくっと切り分けるのが難しく、切れ目がきれいに切り分けられなかった。

これではせっかくのケーキが台無しだ。

しかし、見た目で味が変わることはない。

ティーカップにお茶を淹れ、ちょっと贅沢なスイーツタイムを装ってロールケーキを食べ始めた。

一口食べてみて、「これは・・・?!」とちょっと驚いた。

食べてみると、ロールケーキらしいふんわりとした口当たり。

見た目から予想はしていたけれど、米粉のお菓子らしからぬ、小麦のロールケーキとあまり変わらない食感だ。

美味しいのは良いけれど、米粉でつくられたお菓子を何度か食べている経験から、「このロールケーキは本当に小麦を使っていないのだろうか?」という疑いの気持ちがむくむくと沸き上がってきたのである。

というのも、これまでに食べた米粉のお菓子は米粉のモチモチとした食感が特徴で、食べてみるといかにも「米粉を使ってつくられたお菓子」だと納得するようなものが多かったのだ。

さらに、何口か食べてみるが、やはり米粉の存在感は感じられない。

きっと、言われなければ米粉のロールケーキだとは気付かないのではないだろうか。

私は「このロールケーキはどうやってつくっているんだろう?」と思いながら食べ進めた。

そして、そうして食べているうちに、生地以外のところにも注意が向くようになった。

ロールケーキの中には生クリームやカスタードクリーム、黒豆が入っている。

生クリームはそれほど存在感を主張していないが、冷蔵庫で冷やして食べたので、中心のカスタードクリームの冷たさが程よいアクセントになり、美味しさを引き立てている。

また、黒豆の存在が洋菓子のロールケーキに和の要素を加えているように感じられた。

甘すぎず、上品な味わい。

そして、丁寧につくられたことを感じさせるふんわりとした食感で、手土産とか贈り物とかにも合いそうだなと思った。

しかし、生地のふわふわ感は米粉らしくなくても、2切れほど食べただけでも満足感があり、そこは米粉らしいところである。

ちなみに、「五感」は特に米粉の専門店という訳ではなく、小麦の入った生菓子もつくっている。

にもかかわらず、米粉でこんなロールケーキをつくれるとはすごい。

こんなお菓子があれば、小麦が食べられない人にもありがたいことだ。

そして、ちょっとした自分へのご褒美に、こんなロールケーキを食べるのは優雅でいいものだなと思った。

わざわざ混んでる中を足を運んで買いに行った甲斐があったというものである。

慌ただしく過ごしたその日も、このロールケーキのおかげで、ちょっとした至福の時間を過ごして満足した一日となった。

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  • この記事を書いた人

ミヤノ カナコ

ブログ運営歴5年目のブロガー・フリーランスライター。OL時代には、多くのカスタマーセンターやヘルプデスクでメール・電話での問い合わせ対応に従事。現在は、ブログでの情報提供のほか、エッセイの発信を中心に活動中。このブログでは、ブログのつくり方や文章の書き方など、ネットビジネスに役立つ情報をお届けします。

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